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薬学

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2010/11/21(日)
ワーファリンの開発
http://www.jishindawa.com/document/papers/warfarin_history.pdf


WordPressに手を出した訳であるが…
いきなりいかがわしいテンプレをつかまされて…
結局は公式のテンプレに戻りましたよ.

ほぼ丸一日費やしたのにまだまだ分からないことが多い…
ま…そりゃそうか…



Symyxがかなり進化しててびっくり…
Chem Drowのほうも…より充実したのかな?

ISIS Drowは矢印が使いやすくて重宝したんだけどなぁ…
慣れるしかないのか…
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2010/11/04(木)
ワーファリンの開発の経緯

1920年頃,カナダや北部アメリカで,牛に新しい病気が発生したという噂が広がっていた.
若い元気な,それも食欲旺盛な牛が急に出血が止まらなくなってバタバタと死んでいったのである.

1922年,Schofieldが腐ったスイートクローバーを牛に食べさせることがこの奇妙な病気の原因であると報告するまで,
牧場主たちは今までに聞いたこともない新しい伝染病ではないかと恐怖に駆られていた.

スイートクローバーは生育がよく収穫も豊かで,牧草としては優れたものであった.
当時,この地方の牛の飼料が,それまでの牧草からスイートクローバーに変えられつつあったことがこの奇妙な病気を広がさせる原因のひとつになった.

その後,研究が進められ,
この病気にプロトロンビンが関係していることと,
ムラサキウマゴヤシ(この中にビタミンKが含まれていた)を食べさせると出血を止まることなどがわかってきた.

1930年代の大恐慌の頃,
Ed Carlsonという農夫が牛が全滅しそうだといってウィスコンシン大学の生化学者Linkのところに助けを求めて駆け込んだ.
その時,彼は腐ったスイートクローバーを食べて死んだ若い雌牛と,
その雌牛の固まらないままの血を入れたミルク缶,
それに腐ったスイートクローバー100ポンドをトラックに積んでいた.

これを受けたLinkは,
腐ったスイートクローバーの中から出血誘発物質としてdicoumarolを単離して,
さらに誘導体としてwarfarinを合成することに成功した.
1943年であったと言われている.

最初の頃は殺鼠剤(猫いらず)として使われていたが,
やがてMeyerやButtらによって臨床への応用が進められるようになった.



スイートクローバー(Melilotus albaおよびM. officinalis)は,
配糖体であるメリロトシド(melilotoside)を含んでおり,
β-グルコシダーゼで糖がとれるとクマリン(coumarin)が生成する.
(β-グルコシダーゼ:セルロースの分解に関連する酵素)

クマリンはPenicillium nigricansなどのカビで代謝されて,
ジクマロール(dicumarol)となる.

ジクマロールは牛の腸内で産生・吸収され,
牛の肝臓における血液凝固因子の生成を阻害すると考えられる.








Warfarinの名前の由来

Warfarinという名前はこの物質のライセンスを持っていた米国ウィスコンシン大学Wisconsin Alumni Research FoundationのWARFとcoumarin系薬物の語尾coumarinのARINとから名づけられた.







参考資料
Warfarinの適正使用情報 第2版 エーザイ株式会社 臨床研究センター
スイートクローバー中毒:http://www.niah.affrc.go.jp/disease/poisoning/manual/dicumarol.html
2010/09/16(木)
私が現在研修させていただいている病院へと配属されて2週間目が終わろうとしている.
旧課程ならばもう研修が終わるはずだったが,私たち新過程の6年制はまだ10週も研修の期間が残っている.
まだ本調子に戻らず家族や研修先の諸先生方に迷惑をかけつつもそれなりに努力しつつ,
一つでも多く技術・経験・勘を身につけるべく研修に挑んでいる次第だ.

私の研修先の病院では9名の薬剤師が約200名の入院患者の処方せんを調剤し,
病棟で使用される点滴の調剤や頓服のストックの補充などの業務,
また系列の養護施設の処方せんの調剤があるのでかなり大変だ.

次から次へとプリンタから吐き出される処方せんを時間をかけてじっくり吟味しながら調剤するのはまず無理だ.
特に至急のものなどは患者さんが待っているので調剤にかかるまでのわずかな時間と,
調剤しながらどこか処方せんで違和感を感じる箇所がないか感じ取るしかない.

いかにして,間違っている処方せんを見つけ出すか・・・
PCの普及とオーダリングシステムの発達によって医師が間違った薬品を選択するリスクは減少し,
また,手書きの処方せんがなくなったことによって処方せんの読み間違いも減った.
しかし,機械で防げるのはある程度想定されたミスのたぐいであって,
時節人の犯す絶妙なミスを防ぐことはできない.

経験や知識に基づいてミスを発見できるならそれは素晴らしい薬剤師だ.
病院で採用されている医薬品について熟知し,
規格・用法用量・併用薬・粉砕の可否など把握している.
しかしながら,全部を覚えるのは困難であり(良く出る薬・・・200種類ぐらいを覚えるのが精一杯だと思われる)
医薬品というのは勉強すればするほど情報量が莫大になっていくので,
それを覚えようするのは無謀である.


ゆえに,勘を身に着けなければならない.
もちろん,ある程度の知識と経験は必須であるが,
パッと処方せんを見て何かがおかしいと感じ取る能力は,
薬剤師にって必須の技術であろう.

ほとんどが正しい処方せんで調剤している最中に,
限られた時間の中で間違った処方せんを見つけなければならないのだから,
勘という言葉で片付けてしまうのは少しアバウトすぎるかもしれないが,
これ以上ふさわしい言葉を思いつかなかった・・・.













さて,今日は研修先に休みを貰い採血に行ってきた.
来週に診察を控え,順調にプレドニンを減量できるのか今日の結果次第なのだが・・・
気にしてもしょーがないので補体値(C3)が少しでも上がっていることを願おう・・・

研修中は一切無理をしていない.
本当に最低限ぎりぎりで研修を済ませるつもりだ.

それでもやはり午後には疲れはやってくる.
デスクワークをやらせてもらってもこの辛い状態が続くのかと考えると気が狂いそうになるのだが,
残念なことに正気を失うことはないので私が主訴を主張しない限り誰も気付かない.

正気は失わないが・・・
疲れは私の精神を蝕んでいく.

だからもう疲れたら無理をしない.
サボりと言われてもサボらないと精神が持たないんだからサボる.
これ以上薬を増やすわけにはいかないんだよ・・・.
2010/09/06(月)
実習(研修)が始まり、

その準備やらで余裕を失ってしまいました・・・。

病院で使っている薬600種類ぐらい・・・1週間で覚えてやるんだ・・・

患者さんのため社会に貢献するために・・・

この1週間はゲームを少し?だけ控えさせていただきます。
2010/09/03(金)
先日、ニコニコ動画でミリオンを達成した”ふしぎなくすり のまされて”










のりのりの軽いテンポのはっちゃけた歌詞に、
とても可愛い絵を描いた+衝撃的なサムネによって…
すごい勢いでミリオンを達成しましたね。

(うp主様のホームページhttp://rcykma.hp.infoseek.co.jp/













この”ふしぎなくすり のまされて”の歌詞を一部抜粋すると…





・のまされて = 呑まされて = シンナーの吸入

・渋谷で海をみちゃったの~ = 幻覚作用

・不思議な魔法をかけられて~ = シンナーは脂溶性化合物なので皮膚から吸収される

・げほげほっ = 高濃度のシンナーの吸入による咳き込みか?

・思い通りになっちゃうの~ = 興奮作用を有する薬物



※経皮吸収製剤になっているのはフェンタニルがあります。










上述したように私の解釈では、
この歌詞は有機溶剤であるシンナーを意味していると考えています。

日本薬学会の月刊誌であるファルマシア2010年9月号に掲載されている
国立精神・神経センター精神保健研究所 薬物依存研究部向精神薬研究 室長  和田清氏の記事によると


第2次乱用期である1970-1994年は”シンナー”の乱用がほとんどを占めていましたが、
第3次乱用期である近年になると覚せい剤や脱法ドラッグの乱用が増え、
有機溶剤の乱用が減ったといいます。



しかし、
少年の薬物別検挙人員(2009年)を見てみると

シンナー:385人
大麻:211人
覚せい剤:257人

というように、若年層においては依然としてシンナーが代表的な乱用薬物です。





シンナーは”身体依存”が非常に強いため、
一度でもシンナーを吸引してしまうと…かなりの確率で常習化してしまいます。

”身体依存”とは体内のシンナーの量が減ってくると”退薬症状(禁断症状)”が現れて、
シンナーを摂取しないと…様々な症状が現れて…気が狂いそうになることをいいます。






シンナー乱用による中毒には以下の2種類あることが知られています。

・トルエン中毒
・ノルマルヘキサン中毒



トルエン中毒は慢性化すると”不可逆的”な”中枢神経障害”を起こします。
”不可逆的”というのは”2度と元に戻らない”ことを意味し、
トルエン中毒に1度なってしまうと再び健康であった状態に戻ることができません。

トルエンの”中枢神経障害”で最も恐ろしいのは脳の各部位(大脳、小脳、脳幹)が萎縮してしまうことです。
それによって、思考能力、記憶能力、体温調節、呼吸などの機能が失われてしまいます。



一方、ノルマルヘキサン中毒は慢性化すると”末梢神経障害”が起こります。
手足の感覚がなくなり、筋力が衰えてまともに歩くこともできなくなります。















ダメ、ゼッタイ。を合言葉に、
今後も薬物乱用防止の啓発活動は続けていかなければなりません。

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